海外に行けば、自分はもっと積極的になって、性格まで変えられるんじゃないか
26歳でカナダ留学、ワーホリへ行く前、私はそんなことを思っていました。
実際に約3年間海外で生活してみると、確かに価値観は大きく変わりました。
でも一方で、「これは変わらなかったな」と思う部分もあります。
この記事では、
- 留学、ワーホリで変わった価値観
- 社会人留学で感じたキャリア観の変化
- 海外に出ても変わらなかったこと
を、実体験をもとにお話しします。
周りの目を気にしなくなった
日本に住んでいたころは、周りの目をすごく気にしていたと思います。
特にキャリアについて、良い大学に入って、良い会社に就職して、
世間で「正解」とされる生き方ができるように意識していました。
というか、自分で意識していたわけではありませんが、
無意識のうちにそれが正しいと思い込んでいました。
そのおかげで大学や会社で素晴らしい仲間に出会えたので、
悪いとはまったく思っていませんが、
それ以外の生き方を、あまり考えたことがありませんでした。
会社を辞める時も、この年齢で初めて海外に行くなんて変かな?と
周りからどう思われるかを特に気にしていました。
実際に海外で生活してみて、
周りからどう思われるかはあまり気にする必要がない
と思うようになりました。
例えば服装。
日本では年齢が上がるにつれて露出が多い服や派手な服を着づらくなるイメージがあるのですが、
オーストラリアではみんなショートパンツで歩いているし、
ちょっと派手な服を着ていると、
“I like your outfit!”と知らない人でも声をかけてくれることもあります。
私も気にせずショートパンツとタンクトップで気軽に出かけるようになりました。
みんな自分の好きな格好をしているだけで、周りから何か言われることはないし、
実は誰も気にしていないのかなと思います。
仕事についても、
みんな自分がどうしたいかをしっかりと持っていて、それに忠実に生きているのだと思います。
周りに流されがちな私には、自分の意見をつらぬくというのが少し難しいのですが、それでも少しずつ、マイペースに生きてもいいなと思うようになりました。
「こうあるべき」よりも「自分がどうしたいか」を優先していいのだと思うようになりました。
キャリアは何歳からでも作り直せると思えるようになった
海外では
- 30代学生
- 40代転職
- 50代挑戦
でも普通。
オーストラリアで出会った、同世代のイギリス人、オランダ人カップルは
これから日本に行ってしばらく日本周遊しようとしていたり、
カナダでは、永住権をとるために働いている人がいたり、
いろんな世代の人が、それぞれの目標に向かっていて、
そして周りもそれを素直に応援していることが多かったです。
もちろん日本でも様々な世代の人が新しいことに挑戦して、成功していたりしますが、
私の感覚ではまだまだ少なく、反対意見を持っていたり、
なかなか挑戦する環境が整っていないことが多い気がします。
私もいま絶賛就活中で、経験のないWeb系、マーケティング系の仕事に就きたいと思っています。
もちろん、まだ結果はわかりません。
でも自分自身で、「30歳からでも新しいキャリアはつくれる」ということを
証明できたらと思っています。
英語は才能じゃなく行動量
渡航前の私は、高校時代に大学受験のためにたくさん英語を勉強したけれど、
話したことはほとんどないという状況でした。
渡航前に英会話レッスンも受けて、少しは話すことに慣れてから行きましたが、
やはり話すのは難しい。
特に複数人の会話になると、会話のテンポについていかなければならず、
なかなか発言できないこともありました。
でもせっかくカナダに来たのだからと思い、会話の機会をたくさん作るように意識していました。
学校や職場の人から誘われたら、なるべく行く。
パーティをしたり、ビーチに行ったり。
振り返ると、ほとんど飲んでいただけですが(笑)
とくに職場の人たちはネイティブスピーカーではないけれど、
数年カナダに住んでいる人が多かったので、より良い練習になりました。
ただ私はそんなに積極的なタイプではないので、
行ってもなかなか話せない、ということも多くありました。
これは後述する、変わらなかったことなのですが、
たとえ海外に行って環境を変えても、
自分の性格はそんなに変わらないなあと実感しました。
それでも仲のいい友達はできたし、
数人でも英語を話す友達ができれば、そこから英語は上達していくと思います。
そして改めて実感したのは、積極的に話しかける人ほど、英語の上達も早いということ。
職場で、誰にでも話しかけるおしゃべりな南米の人がいて、
彼の英語はアクセントがあるものの、スラスラ話していて、すごいなあと思っていました。
いつからカナダにいるのか聞いてみると、まだ1年ちょっとで、来たときは全く話せなかったと。
いろんな人に臆せずに話しかけて、わからないことがあれば聞く。
そんな当たり前のことができる人がすぐに英語を話せるようになるんだと実感しました。
すぐにでも英語が上達したい!という人がいれば、
恥ずかしがらずにどんどんいろんな人に英語で話しかけるのが
私が見てきた中では、一番の近道だと思います。
人生は思ったより何とかなる
初めて海外に出て、言葉も流暢に話せなかったけれど、
合計3年間なんとか過ごして日本に帰ってきました。
仕事や家探し、友達作りやビザについてなど、
行く前にもたくさん調べたり考えたりしましたが、
まったく思い通りに行きませんでした。
特に最初に当たった壁は仕事のことでした。
ラッキーなことに最初の仕事は1週間かからずに見つかりました。
しかし、仕事を始めて1ヶ月経った頃、
やっと慣れてきた矢先にその職場が閉店してしまったのです。
職探しを再開し、最初はレストランのフロント業務中心に応募していましたが、
全然返事は返ってこず、1ヶ月ほど職なしでかなり絶望していました。
とりあえずお金を稼がなければいけないので、
キッチンやディッシュウォッシャーのポジションにも手当たり次第に応募し、
とあるカフェのディッシュウォッシャーに採用されました。
私は過去にカフェで働いていたり、学校のバリスタコースをとったりしていたので、
マネージャーに、バリスタには興味ないの?と聞かれ、
もし機会があればやりたいと答えていました。
するとディッシュウォッシャーのマネージャーが
バリスタのマネージャーに話を通してくれて、
あっという間にバリスタとして働くことになったのです。
結局このカフェで約1年半働いたので、
思わぬところにチャンスがあるんだなあと思いました。
こんな感じで、海外生活は自分の思い通りに行かないことも多かったです。
そんな生活の中で、先に考えすぎてもあまり意味がない、
その時その時で解決策を考えれば良い、それでも何とかなる
と気張らずに考えられるようになりました。
性格はそんなに変わらない
海外に行く前の私は、海外に行けばもっと社交的になれる、
もっと外向的な自分になりたいと思っていました。
実際、最初はパーティーに行ったり、
Meetupに参加したり、積極的に友達を作ろうとしていました。
やっぱり私は、もともと内向的な性格。
大人数でいるのも嫌いじゃないけど、
毎日誰かといるより、一人の時間も必要。
大人数のなかではなかなか発言できないし、
初対面の誰とでも仲良くできるわけじゃない。
海外に行って性格そのものが変わったわけではありませんでした。
日本でも海外でも、人の性格はそんなに簡単に変えられるものじゃない。
でも、自分を受け入れることはできる。
自分らしく、自分のペースに生きていていいんだ。
これも海外生活で学んだことの一つです。
まとめ
海外生活は
別人になる魔法ではありません。
でも、考え方は少しずつ変わります。
そして、変わらない自分も受け入れられるようになります。
26歳で海外へ行った私は、
「新しい自分」になったというより、
「自分の価値観に気づき、本来の自分を好きになれるようになった」
そんな気がしています。

コメント